サイトの作り方シリーズでは、筆者が10数年やっている同人サイトをこうやって作ったよということを紹介していきます。
今回は、やっているサイトの概要、かかっている費用、やりがいなどをざっくりとご紹介します。
同人サイトの作り方を検索したときにヒットするページは、
一部は情報が古いままになっているものがあり、参考にしてもうまくいかないことがあります。
できるだけ新しい情報を集めてください。
作成や最終更新が2020年~くらいのページがおすすめです。
「サイト作りは難しそう」「昔と違って覚えることがたくさんある」というイメージがあるかもしれませんが、
コードやタグを自分で書かなくても綺麗なサイトを作れるようなサービスも多くあり、楽になっていることも多いです。
昔かじっていた方は、どうか自分の経験を「いにしえ」などと卑下しないで。絶対役に立ちます!
こんなサイトをやっています
サイトの情報
サーバー | さくらのレンタルサーバ スタンダードプラン |
独自ドメイン | なし |
使用サービス | WordPress |
使用テーマ | SWELL プラグインは無料のものを色々使用 |
サイトの構成 | アバウトページ 取り扱いCP一覧ページ 同人活動紹介ページ ジャンル分岐ページ > 絵・漫画・小説等の展示ページ ブログ |
検索避け | しっかりめ。ただしパスワードはかけていない 検索避けされた総合サーチとSNSには登録・記載中 |
ジャンル | 二次創作BL中心 |
最初はHTMLサイトとして運営していたサイトです。移転やWordPressへの引っ越しを経てこの形になっています。
かかっている費用
私は有料のサービスやテーマを利用していますが、
同人サイトは基本的に無料サービスだけでも作成・運営が可能なものです。
私もサイトを始めたときは無料サービスだけでやっていましたし、有料にしようという発想もありませんでした。
サイトは、途中で移転(サーバーの変更)を挟むと、色々と面倒になることもありますが、
最初からすべて有料サービスでやる必要はありませんので、サイトを作りたい方には色々と試してみてほしいです。
有料のレンタルサーバーであっても無料お試し期間があったりもするので、それも活用すると良いと思います。
私もさくらのレンタルサーバの無料体験を経て正式に申し込んでいます。
以下では、私がサイトをやる上でかかっている費用について解説します。
サーバー代
私はさくらのレンタルサーバのスタンダードプランを契約しています。
2022年現在の料金は、月額換算で427円~。これは3年払いの料金で、月々だと524円です。
さくらのレンタルサーバの中ではWordPressを扱える最安の料金プランであり、
データベースは50個まで、容量も300GBまでとなっているので、
さくらのレンタルサーバを使って同人サイトをやるならこのプランが最も一般的ではないでしょうか。
独自ドメインの契約はしていないので、サーバーにかかっている費用はスタンダードプランの料金のみです。
テーマ代
WordPressのテーマとして有料テーマのSWELLを使っており、こちらは買い切りで17,600円。
無料での制作・運営も十分可能な同人サイト1つ作るための費用としてはなかなかのお値段となっているんですが、
それだけ多機能・初心者にもお手軽・かつ複数サイトに利用可能なので、テーマとしてのコスパはむしろ良いです。
同人サイトをやるにも便利な機能がたくさん詰まっていますし、このサイトにもガンガン使っています。
やりがいなど
※めちゃくちゃ語ります
サイトのいいところ
私にとって私のサイトは、あると楽しいし、安心するし、ずっと遊べる。大好きなホームであり最高のおもちゃです。
私は自分の作品がめちゃくちゃ好きというタイプではありませんが、自分のサイトは手放しでめちゃくちゃ好きです。
閲覧者側から見て良いサイトなのかどうかはわかりませんが、私は私のサイトがとても好きです。
見ているだけで落ち着くし、楽しい。私が作った私だけの場所なんですよ! そりゃ好きだよ。
見ているだけで、というかサイトを持っているということだけで、自己肯定感が上がります。
たくさん時間をかけて失敗したり妥協したりしながらも、一番いいなと思える形にしようとする過程も楽しいです。
載せたかった作品を載せられたときや、やりたかった更新ができたときは、非常にやりがいを感じますし、
それでできあがった※ 自分のサイトは、本当に良いものに思えます!
※できあがったと言っても、永遠に手を加える余地があるので、永遠にできあがらないです。ゴールがないって楽しいね…♪
私のサイトには絵や漫画の展示が一番多いのですが、
SNSの、画一的かつ知らない間にレイアウトが変えられてしまうような展示方法とは違う、
自分好みのレイアウトで作品を展示できるのも大きな強みです。
何年もかけて描き貯めてきた作品が自分好みにずらっと並んだページを見ると達成感が湧きますし、
「このページのスクロールバーをもっと小さくするためにもっと描こう!」なんてやる気が湧いたりします。
オフラインでHTMLファイルやCSSファイルを手書きしてサイトをやっていたときも、もちろん楽しかったですが、
WordPressを使うことで、手軽にサイトに手を加えられるようになって、より一層サイトが好きになりました。
付随して、私の大好きなサイトを見に来てくれる人のことも大好きになります。
私のサイトがかなり秘境にあるということもあり、わざわざ来てくれただけでもありがたい! と思えるんですね。
来てくださった方がweb拍手ボタンを押したりなんてしてくれたもんなら、ニッコニコになれます。
私にとってサイトのアクセス数1や拍手数1は、SNSの閲覧数1、いいね1の重みよりずっとすごいものです。
サイトをやっているだけでも楽しいし自己肯定感も上がるのに、他人のことまで好きになれるなんてすごくないですか?
ということで感じ方は人それぞれ、どんなサイト運営をするかも人それぞれですが、
私にとってサイト運営はやりがいもたくさんあり、いいことずくめです。
サイトの残念なところ・サイト運営に向いていない人
サイトのいいところをたくさん書きましたが、残念なところももちろんあります。
私はこんなに私のサイトのことが好きなのに、私以外の人が全然来ないことです!!!笑
ただし私のサイトは検索避けをわりとしっかりやっていたりマイナージャンルを扱っていたりするので、
「人こな」「かんこな」(人が来ない、感想が来ない)については自業自得の面がかなり大きいです。
もっと人気のジャンルで活動をするとか、SNSとの併用をもっと積極的に、合理的におこなうことができれば、
うまくサイトに人を誘導することも、できるのかもしれませんが…
それでもおそらくTwitterやPixivに直接作品をアップする場合の比ではないでしょう。
サイト運営はひとり遊びが好きな人にはうってつけの遊びですが、
誰かに見てもらうことや、人の反応を糧に活動がしたいタイプの方には絶対におすすめしません。
サイトをやることはSNS運営よりずっと手間もかかるし大変です。そんなことまでして傷ついてほしくないので…
(サイトとSNSを両方やって、サイトでは人の反応を期待しないことができるとかであれば問題ないと思いますが…)
それと、ネット上に情報をアップロードして公開する限り、リスクがつきまといます。
個人情報やパスワード漏洩に関するセキュリティリスクもですし、
サイトの場合は何か起きたときに管理者自身だけじゃなく、そのサイトを見た人をも危険に晒す可能性があるので
(よほどのことがなければ問題は起きないと思いますが)、
ある程度の責任感を持って運営できる方でないとおすすめできないんじゃないかなーと個人的には思います。
サイトは基本無料で試せる!
デメリットを上げた通り、サイト運営にあまり向いていないだろう人がいるのも事実ですが、
しかしそれは実際やってみないとわかりません。やってみたら楽しめることもたくさんあるかも!
サイト運営は無料で試せることがたくさんあります。
無料のレンタルサーバーを使ってもいいし、有料レンタルサーバーであっても無料お試し期間があることも。
お試し期間中にWordPressを試すこともできますよ。
サイト運営が少しでも気になったら、試しに作ってみることを強くお勧めしたいです。
同人サイト運営は定期的にSNSでも話題になりますが、
ネタとして消費する人よりも、実際に手を動かしてものを作れる人はやっぱりかっこいいと思いますし、
実際やってみると自己肯定感も上がりますよ!!
いきなり難しいことをしようとする必要はないので、色々調べて試してみてください!